夕方、スマホの時計を見て「もうこんな時間…」とため息。
冷蔵庫を開けたけど、何を作るか決まらない。
献立を考えて、食材を切って、火を使って、後片付けまで……
正直、疲れてる。やることは他にも山ほどある。
でもどこかで「ちゃんと作らなきゃ」「手を抜いちゃいけない」と思っている自分がいる。
でもある日、ふと思ったんです。
「“ちゃんと”って、誰のため? 何のため?」
家族が笑って食べてくれること。
自分がイライラしすぎずにいられること。
それが叶えば、それでいいんじゃないかしら。
がんばらずに、ちょうどいい。ゆる戦略ごはん

「ゆる戦略ごはん」は、手を抜くのではなく、手順を組み立てて抜く手間を見極めるという考え方です。
時短料理は「ズル」じゃありません。
それは、時間という限られた資源を自分と家族のために賢く使う工夫です。
しかも、ただ時短するだけじゃなく、ちょっとした理論や順序の組み立てを意識するだけで、料理はぐんとラクになりますよ。
ここからは、調理法別に「どうしてそれが時短になるのか」を少しご紹介します。
※今回はあくまでご自身で作る場合のご提案です。
ときには外食やお惣菜、家事代行の利用なども選択肢に入れてみましょう。
フライパン料理:「一皿完結」で洗い物も献立も削減!
炒め物、丼、パスタ。
フライパンひとつで作れる料理は「主菜+副菜+ごはん」が一皿で完結することも多く、実は献立を考える時間も削れるんです。
さらに、フライパンを温めている間に野菜を切ったり調味料を出したりすれば、調理と下準備を並行して進められる。これが大きな時短になります。
完成したらそのままフライパンごと食卓に出してもOK!
おしゃれなフライパンや取手の外せるタイプを使えば、かえって素敵な演出になります。
◎ポイント:加熱しながら他の工程を同時進行する。一品で栄養をまとめる
そしてもうひとつの時短テクが「ワンパン調理」。
たとえば、ハンバーグの材料をフライパンに直接入れて混ぜ、そのまま加熱。仕上げにソースを作って煮込めば、調理も洗い物もコンパクトに。
パスタも、材料を一緒に煮込んで味付けまで済ませれば、湯切りもソース用の鍋も不要。工夫次第で驚くほど工程が省けます。
◎ポイント:ワンパン調理で工程と洗い物を減らす
炊飯器料理:「放っておける時間」が最大の魅力
炊飯器は「ご飯を炊くだけ」じゃありません。
肉じゃが、煮込みハンバーグ、蒸し鶏、スープなど、食材を入れてスイッチを押すだけで完成するレシピがたくさんあります。
何よりうれしいのは、スイッチを押したら完全に手が空くこと。
その間にお風呂に入る、洗濯物をたたむ、ソファでひと息つく…日常の中に小さな余白が生まれます。炊飯器でメインを作りつつ、レンジで副菜を仕上げるのもおすすめです。
ただし、注意点がひとつ。炊飯器調理中、ごはんは炊けません。
主食の準備はお忘れなく(笑)。
◎ポイント:調理中の自由時間が生まれることで、結果的にトータルの効率が上がる
電子レンジ:「火加減を見ない」=脳の余裕をつくる
レンジ調理の一番の魅力は、「目を離せること」。
火を使わないから、精神的な緊張感がなくなり、マルチタスクがぐっと楽になります。
茹でる、蒸すなどといったに野菜の下ごしらえはとくにレンジが断然早い!
レンジ調理のレシピも世の中にはたくさんあります。
ただ、ひと口に電子レンジと言っても、メーカーや仕様によって少し癖があります。
同じ600wでも少しだけ所要時間が違ったり、場所によって温まり方に違いがあったり。
レシピどおりにやる場合でも、慣れるまでは短めに設定して何回か追加加熱する方法でやってみましょう。
そして、おしゃれな耐熱容器を使えばそのまま食卓に出せて洗い物も最小限。「ちゃんと感」もキープできますよ。
◎ポイント:脳のマルチタスク処理を減らし、ストレス軽減と時短を両立
作り置き・冷凍ストック:「平日の自分へのプレゼント」
休日やちょっと元気な日に、ひとつ多く作っておく。
それを小分け冷凍しておくだけで、平日の夜がぐっとラクになります。
特におすすめなのは、「味付き肉」「茹で野菜」「炒めて味付けたひき肉」など、あとちょっとで完成する下ごしらえ系。
あとは焼くだけ・温めるだけで、もう立派な一品に。
忙しい日に「あの日のわたし、ありがとう…」ってなるやつです。
◎ポイント:疲れている未来の自分に、意思決定と作業の一部だけ残してあとは終わらせておく
今日からできる!時短ごはんのゆる戦略ポイントまとめ

「ちゃんと作らなきゃ」という呪いを手放して、自分も家族も心地よく過ごせる食卓のために。
今日から試せるゆる戦略ポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
1. フライパン料理:1つの器で完結する時短の王道
- フライパンひとつで主菜+副菜+主食をまとめて完結
- 加熱中に野菜を切るなど、並行作業で効率アップ
- フライパン1つで済ませるワンパン調理で洗い物激減
2. 炊飯器料理:「ながら調理」で自分時間をつくる
- ボタンひとつで調理開始。あとは完全に手が空く
- 育児や家事、ちょっと休憩の自由時間が生まれる
- 肉じゃがや煮込み系も「ほったらかし」でOK
3. 電子レンジ:火を使わないことで“脳の余裕”ができる
- 火加減を見なくていい=マルチタスクの負担軽減
- 野菜の下ごしらえはレンジが最速&最強
- おしゃれな耐熱容器でそのまま食卓へも◎
4. 作り置き・冷凍ストック:未来のわたへの愛ある準備
- 元気な日にちょっと多めに作って冷凍しておく
- 味付き肉や下味冷凍野菜など、あと5分で完成する状態で保存
- 平日の夜がラクになるだけでなく、心も軽くなる
「ちゃんと」は、整っていることじゃなく、心地よくあること

夕食づくりにかける時間が少し短くなれば、その分、子どもと絵本を読めたり、夫婦で少し話せたり、自分だけの時間がほんの少しでも持てたりする。
それって、とても大きなことだと思うんです。
料理に時間をかけることが「丁寧」だとは限らないし、
短時間で済ませることが「手抜き」だとも限らない。
「しっかり作らなきゃ」「バランス良くしなきゃ」「栄養を考えなきゃ」——
そんなプレッシャーが、気づかないうちに私たちの自由や気持ちの余白を削っていることもあります。
でも、もう一度立ち止まって考えてみたい。
料理って、目的じゃなくて手段のはず。
誰かを元気にしたり、自分の暮らしを整えたり、
心をあたためる、そんな時間であってほしい。
「ちゃんと作る」の呪いから自由になると、
料理はもっと軽やかで、自分らしいものになる。
そうして整ったごはんには、不思議とあたたかさも、優しさも、ちゃんと宿るんです。
「ちゃんと作らなきゃ」じゃなくて、
「自分も家族もごきげんでいられる」ほうを選んでいい。
手間ひまよりも気持ちを大切にするごはんにも、
ちゃんと愛情はこもっています。
あなたのペースで、あなたのやり方で、
今日のあなたはもう、じゅうぶん「ちゃんと」しています。
そして今回ご紹介した理論を実践できる、
「ゆるく整うリアルなレシピ」も準備中です。
言いたいことが多すぎて、具体的なレシピまでいけませんでした。。
時短でも手抜きに見えない、子どもにも大人にも喜ばれるメニュー、どうぞお楽しみに!
色々なやり方がある中で、今日のあなたに合う選択肢を見つけてもらえたらうれしいです。


